透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 江戸の火の見櫓

2019-06-27 | A 火の見櫓っておもしろい


国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)より

自身番小屋(自身番屋とも言われるが、上の図には自身番小屋とある。町の事務所、ごく小さな役所のような建物)の屋根の上につくられた枠火の見(左)右のような火の見櫓が作られていないところに作る。

喜田川貞守が幕末までの約30年かけて成した『守貞謾稿』全35巻を閲覧して第3巻に収録されている江戸の火の見櫓を見つけた。図の中は武家地仕様、右は町人地仕様の図。武家地の火の見櫓は町人地の火の見櫓でむき出しになっている櫓を下見板(押縁下見板張り)で包んでいる。


図中の説明文に「下見板ニテ包ム」という表記がある。このことに関する私の本の原稿は間違えていない。


「江戸の不動産」を読む

2019-06-27 | A 読書日記

図書カードで本を買う

図書カード3

 父の日にプレゼントされた図書カードでどんな本を読んだのか記録しておき、Mに報告する。親子であってもこのくらいの礼は尽くしたいと思う。

江戸文化歴史検定一級に最年少で合格したという堀口茉純さんの『歌舞伎はスゴイ』PHP新書は江戸歌舞伎に関するエピソード満載で、興味深く読んだ。この本についてはブックレビューで書きたい。

図書カードで買い求めた3冊目の本『江戸の不動産』安藤優一郎/文春新書を読み始める。

江戸から明治へのパラダイムシフトについてはいろんな捉え方や評価があると思う。興味深い時代だ。江戸と明治、両時代について書かれた本はこれからも読んでいきたい。中高時代にサボっていたが、まあ、一生のうちのどこかで勉強すればよいのだ(と自分に言い聞かせる)。

帯に書かれたこの本の内容紹介文の中に

□江戸の町が拡大したのは大火事がきっかけだった。
□延焼防止の空き地では町人が商売をしていた。

があり、火の見櫓つながりで興味を覚え、買い求めた。