1196 3脚66型 塩尻市旧塩尻(東山地区)撮影日190622
■ 諏訪のサンリツ服部美術館からの帰路、国道20号で塩尻峠を超えて塩尻市街地に下る途中でこの火の見櫓を観察した。梯子の段数と間隔から見張り台の床の高さを求め、屋根までの高さを加えて、火の見櫓の高さを13.5mくらいと推測する。
今まで注目してこなかった櫓の分割位置、この火の見櫓はオレンジ色の線で示した位置で分割している。鉄工所で3つのユニットに分けて製作されたわけだが、これが現場まで運べる大きさということだ。現場で3つのユニットを接合して一体化し、引き起こしている。
ユニットの接合部に注目する。
柱材の等辺山形鋼を第3の部材(スプライスプレートに倣い、スプライスアングルとでも呼べばよいか)を介して接合している。下側の柱材とはボルト6本で接合し、上側の柱材とはリベット6本で接合している。なぜ上下で接合方法が違うのだろう・・・。何らかの理由があるはずだが分からない。
岡谷市長地の火の見櫓も見てきたが、接合方法が違っていて、上下の柱材(等辺山形鋼)を重ねてボルトで接合している。