■ 朝刊1面のコラム、朝日新聞は「天声人語」、毎日新聞は「余禄」、信濃毎日新聞は「斜面」。昨日(20日)の「斜面」はコロナ対策の緊急事態宣言の全面解除について、だった。「斜面」は徒然草の第百九段「高名の木のぼり」を引き、コロナ対策の緊急事態宣言が木登り名人が戒めないほど危うい場面で全面解除されることを危惧し、**気候の緩みが心まで「解除」し、見合わせた催事や宴会が増えてゆくのだろうか。それでは第4波へまっしぐらだ。**と書いている。
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『徒然草』(岩波文庫1928年発行 今手元にあるのは高校1年生の時に買い求めたもの)
**「かばかりになりては、飛び降るとも降りなん。如何にかく言ふぞ」と申し侍りしかば、「その事に候。目くるめき、枝危きほどは、己が恐れ侍れば申さず。あやまちは、やすき所に成りて、必ず仕る事に候」といふ。**(87頁)
3月21日付信濃毎日新聞の26面(第二社会面)に載っている長野県の感染者数の推移グラフを私は既に第4波が始まっていると読み取った。この読み取りが誤りであれば良いが・・・。
年度替わり、大型連休・・・、今まで以上に注意しなければならない時節の到来。