透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

旧友との再会

2024-10-26 | A あれこれ

 高校の2,3年の時に同級だったSN君との付き合いは長い。SN君は現在首都圏在住だが、中学の同級会に出席するために昨日(25日)来松していた。今日、松本駅のスタバで待ち合わせ、久しぶりに再会した。

SN君は私のブログを読んでくれている。「とある小学校の6年1組のホームルーム」という記事(過去ログ)がたとえ話ということに気がついていて、内容について訊かれた。私が説明すると、あんなことが今の自治体で起きていることに大変驚いていた。当然だと思う。女性に参政権がなかった戦前のようなこと(*1)が今現在行われたのだから。このブログには政治的なことについては書かないことにしているから、これ以上書かない。

昼食は蕎麦。

午後2時過ぎの高速バスで帰る予定とのこと。バスターミナルのすぐ近くの丸善書店で私もSN君も新書を買い求め、同店内のカフェで、再びあれこれ話した。気心の知れた友人との語らいは楽しい。

次回はを約束してバスターミナルで別れた。SN君、有意義な時間をありがとう。


*1 1945年(昭和20年)11月 女性に参政権が認められた。


「野球の神様」と呼ばれている青面金剛像

2024-10-26 | B 石神・石仏


心念堂 撮影日2024.10.25

 塩尻市洗馬芦ノ田にある心念堂に行ってきた。目的は境内に祀られている青面金剛庚申像を見るため。この像のことは洗馬区の文化祭で知った。


左から3基目の背が低い石仏が目的の青面金剛庚申像。高さは約80cm、幅は一番下の正面で約30cm。




説明文によると、かなり有名な青面金剛庚申像のようだ。本尊についての説明も興味深い。


洗馬区の文化祭ではこの陰刻像の写真と拓本が展示されていた。

添付されていた説明文によると、手に持っている宝剣と宝輪をバットとボールに見立てて、野球の神様と呼んでいたとのこと。

なるほど、人(ヒトと表記するのがよいのかもしれない)は見慣れないものを目にすると、既に知っているものに帰着させようとするから、バットとボールに見立てたというのもよく分かる。大正の頃から野球の神様と呼んでいたという。

この石仏の側面に刻まれている文字を読み取ることは出来なかったが、展示されていたこの像の写真に、像の右側面には一千時元禄十一戊寅六月吉日と刻字されているという説明文がついていた。元禄11年の干支を確認すると確かに戊寅(つちのえとら)だ。西暦で1698年の建立だ。芦ノ田で最も古い庚申塔とのこと。

青面金剛像には三猿が彫られていることが多いと思うが、この像は二猿だ。猿の下に酉(ニワトリ)が二羽彫られている。素朴な像だ。