584 南木曽町田立にて 撮影日151130
■ 理由は分からないが木曽谷には火の見櫓が少ない、という印象。南木曽町でこの火の見櫓を見つけた時はうれしかった。 細身の火の見櫓がすくっと立っているのが遠くから見えた。平凡な風景が火の見櫓がたっていることで締まって見えるから不思議。
見張り台の大きさに対して屋根が小さい。消防団員に雨がかかるのはしたたないが、半鐘には雨がかからないようにという考えであろうか。
平鋼の交叉ブレースだと、よく見かけるリング式ターンバックル付きの丸鋼のブレースの櫓とは印象がかなり違う。
屋根下が暗くて分かりにくいが半鐘は既に無い。半鐘の叩き方を示す消防信号板だけが残されている。
脚を補強する部材が無い!櫓の外に設置されている梯子、梯子段は丸鋼が一般的だが、ここは等辺山形鋼。
メンテナンスがなされておらず、かなり錆びている。遠目には茶色に塗装した櫓に見えたがそれは錆だった・・・。