■ 鄙里の神社で七五三祝と新嘗祭が行われた。七五三のお参りに来た小さな子どもたちには千歳飴と絵本をプレゼント。受付で「やまたのおろち」や「うみひこ やまひこ」「じんむてんのう」などの中から好きな絵本を選んでもらい、その絵本を渡した。
『いなばのしろうさぎ』は古事記の一連の物語の中でもよく知られている。稲羽の素兎を助けた大国主命は須佐之男命の娘・須勢理毘売(すせりひめ)と結ばれ、少名毘古那神(すくなひこなのかみ)と共に国造りをする。
『てんそんこうりん』は古事記の中の本流を成す物語。大国主命が国造りを進めていたが、もめごとが絶えなかった。天照大御神はこのことで心をいためていた。それで、建御雷神(たけみかづちのかみ)を使いとして葦原中国に赴かせたのだった・・・。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が葦原中国(あしはらのなかつくに *1)を治めるために猿田彦神(*2)の案内で高天原を降る。この時、八咫鏡、草薙剣、八尺瓊曲玉の他に稲穂を持ち降りた。
古事記の神話は一通り読んだが、何回読んでも神様の名前を覚えることができない。この天孫降臨に出てくる神様然り。瓊瓊杵尊と天照大御神の関係は?
瓊瓊杵尊は天照大御神の孫。しばらくするとまた忘れてしまうだろう・・・。*3
*1 日本の古名
*2 道祖神と結びついて祀られるようになったという説明もなされる(例:『安曇野 道祖の神と石神様た ち』西川久寿男/穂高神社)。また、手塚治虫の「火の鳥」にもナビゲーターとして登場する。
*3 神様の表記は上掲2冊に倣った。
孫じゃなきゃ色々とご都合悪かったんだろうなぁ???
とか突っ込み出すとキリがなくなりますねぇ(^^;
今現在のこの神社はアマテラスというベタなスタンスでも、いにしえはどうだったんだろうか?と、思うと、面白いです。
アマテラスでもなんでもいいけど、そこは、間違いなく聖地。。。
まあ、神話ですから、いろいろ不合理な点もあるでしょうね。
1300年も昔の物語が連綿と今に伝わっていることに、この国の文化の深さを感じます。