群馬の火の見櫓 8①
1357 火の見櫓のある風景 群馬県利根郡川場村川場湯原 (川場湯原集落センターの近く)撮影日2022.07.07 午後3時前
西方向を見る
■ 今月(7月)7日,8日の二日間で群馬県の火の見櫓めぐりをしたが、その範囲はかなり広域に及んだ。北部はみなかみ町(県内最北に位置する町)と片品村、川場村。南部は甘楽町、南牧村。最南に位置する上野村には時間的余裕がなくて行けなかったが、ほぼ「ひし形群馬」の南北の対角線の端から端までめぐったことになる。
二日間で25基の火の見櫓と出合うことができた。この記事で取り上げている火の見櫓が8基目だから、まだ後17基もある。それらの中で上掲した火の見櫓のある風景が印象に残っている。この火の見櫓は川場村内を通る県道64号のT字路から西に延びる道路沿いに立っている。
この写真では分かりにくいが、火の見櫓の南側(正面側)に薄日が当たっていて櫓の立体感が強調されていた。実に美しかった。②
①とは逆、東方向を見る
屋根と見張り台まわりに特にこの火の見櫓を特徴づけるようなデザインは見当たらない。敢えて挙げれば避雷針の飾りの形。
櫓中間の踊り場の様子。外付けされた下側の梯子の支柱(縦木)を外側にカーブさせて柱に接合している。他の火の見櫓でもこのような納め方を見た。特徴的なフォルムだ。
脚部にトラスを構成する斜材上部のカーブがいままで観てきた火の見櫓より大きい。外付け梯子を櫓の正面ではなく、側面に設置してある。