透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

戦前の役場庁舎

2010-09-18 | A あれこれ
 
路上観察 朝日村役場庁舎

 長野県内に、いや全国に戦前に建設された現役の役場庁舎ってどのくらいあるだろう。数は分からないがもうそれ程多くはないだろう。

朝日村の役場庁舎は昭和11(1936)年に建設された。木造2階建て。両側に増築されているが、建設当初のファサード(正面外観)は左右対称だった。玄関ポーチに少し装飾的な要素があるが、実用性に徹した簡素で地味なデザインだ。アースカラーの外壁とそれを上下に分ける幅広の帯。



玄関ポーチは当初、陸(ろく)屋根だったことが奥の縦樋の様子から分かる。外壁に掛けられた木製の館名板は建設当初のものかもしれない。

朝日村役場庁舎、「松本平の近代遺産」。


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