辰野町横川にて 2023.09.05
■ 好きな風景でこれまでに何回も描いている。今までと違うのは蔵に近づいたこと。一番手前に郵便ポストを配置して、鈍い朱色をアクセントにした。
道路の両側で敷地のレベルが違うので、風景の構成が単純ではなく、捉えにくい。いつもなら30分くらいで終わる線描に45分かかった。蔵の屋根を支えている道路沿いの軸組を初めてきちんと描いた。いや、貫を一部描かなかった。
火の見櫓の存在感を際立たせようと、少し背を高くしたが、その効果は・・・。右側の電柱も高くした方がバランスが良かったかもしれない。
蔵の前にプレハブ倉庫が建てられ、蔵のなまこ壁が隠れてしまっているのは残念。倉庫を描かないでおくこともできるが、今の状態に合わせた。
火の見櫓が立っている集落には蔵があることが思いの外多い。両者の相性はよい。この組合せは好きだ。