火の見櫓のある冬景色 朝日村にて 描画日2024.03.01
■ 3月1日の朝、前夜から降り続いた雪で出現した冬景色。
気温がそれ程低くないので午前中に雪がだいぶ融けてしまうだろうと、10時頃出かけて線描した。所要時間はおよそ30分。自宅に戻って着色、所要時間はおよそ1時間15分。
立っているのは典型的な3柱1構面梯子型の火の見櫓(写真下)。そのすぐ近くの電柱は省略した。風景の構成要素を適宜アレンジするのも当然可だ。有るものを描かなかったり、色を変えたり。このような試みこそ創造的な行為。なにもリアルに描くことはない。
冬は緑の色数が少ない。使った緑色の絵具はシャドーグリーン1色のみ。住宅や倉庫の外壁の色で調子を整える。
集落内の生活道路が遠くで少し上り坂になっている。このことが、この風景の構造を特徴づけている。これはきちんと表現したい。左手前の小屋の屋根が傾いていることが写真からも分かるが、パース的に不自然に見える。だが、それを修正することなく、むしろ強調したが、良かったのかどうか・・・。
人を描いたらどうか、とある方から言われている。単線で人を描くのは難しい。だが、遠くに小さく描くのであれば何とかなるかもしれない。試してみなければ・・・。近景に人を入れるなら線描の仕方を変える必要があるだろう。