透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

顔写真の印象

2010-07-17 | A あれこれ
 悲しいことがあって、夜中にお酒を飲んでいた。

第143回直木賞と芥川賞が決まった。直木賞は中島京子さんの『小さいおうち』、芥川賞は赤染晶子さんの『乙女の密告』。

ふたりの写真が昨日(16日)の朝刊に掲載されている。中島さん、中年になってもこういう表情の女性っていいな。こういう顔の人がどんな作品を書いたのか・・・、受賞作品を読んでみたい。この連休中に書店に平積みされるだろう。不純?いや、読書の動機なんてどうでもいい。

デビューしたころの中島梓に似ているな、と思い、書棚から『文学の輪郭』を取り出した。似てないか・・・。



昔、同じ動機で谷山浩子の「鏡の中のあなたへ」というレコードを買ったことがある。こういう顔の人がどんな声でどんな曲を歌うんだろう、と。1978年録音、となっているから、ずいぶん昔のことだ。偶然だが、この本も同じ年の発行。

昔のことを話題にするのは、歳をとった証拠だそうだ。確かに歳をとった。

赤染さんは外語大でドイツ語を専攻した方、と新聞記事の略歴で知った。そう知ってから写真をみるとドイツ語顔に見えるから不思議。

「小説の作り方が非常に巧妙でユニーク」、小川洋子さんの受賞作品評。川上弘美さんはこの作品をどう評しているだろう。

芥川賞受賞作品を単行本で買い求めて読んでいたときもあったが、いまはそのようなことはしていない。単行本化されて書店に平積みされたらとりあえず立ち読みしてみよう・・・。


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