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■ 年越し本の『「街道」で読み解く日本史の謎』安藤優一郎(PHP文庫2016)を昨日(2日)長野に向かう電車で読み終えた。
初詣帰りに長野駅近くの平安堂長野店で『境界の日本史 地域性の違いはどう生まれたか』森先一貴・近江俊秀(朝日新聞出版2019)を買い求めた。このところ専ら新書本か文庫本だったから、久しぶりの単行本だ。
帰りの電車まで30分くらい時間があったので、長野駅構内のカフェで早速読み始めた。
境界という観点によって日本の歴史を捉えるのか・・・、なるほど。さまざまな境界が日本列島にはある。文化的な境界、政治的な境界、経済的な境界。都道府県を分ける明確な線状の境界もあれば、食文化のように必ずしも明確でなく、幅のある面的な境界もある。天気予報も日本列島に境界を引いて、いくつかのエリアに分けてしている。
日本列島にあるいろんな「境界」には前々から興味があり(過去ログ)、書店でこの本を見つけて即買いした。
この本で扱っているのは先史時代の生活文化(第一部)、稲作が弥生時代に到来・定着してから(稲作は縄文時代晩期には始まっていたという説もあるようだが)中世まで(第二部)。
今年の読書は日本の歴史本で始まった。