506 塩尻市片丘北熊井の火の見櫓
■ 片丘地区は塩尻市の東側に連なるたおやかな山稜の裾野、西下がりのなだらかな斜面に位置している。そこに立つこの高さの火の見櫓は遠くからよく目立つ。
櫓のてっぺんのサイズ(太さ)からして、屋根と見張り台が少し小さく、バランスを欠いているという印象。
4角形の櫓に8角形の屋根と見張り台(共に平面形)。平鋼の蕨手が1か所欠落している。屋根下に表面がつるりんちょな半鐘とモーターサイレンがある。手すりは実にシンプル。なぜか見張り台直下のブレースだけが山形鋼。
踊り場直上の横架材に無造作に吊るされた半鐘。反対側に消火ホースを掛けるフック。