『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

一つの時代の終り

2009年09月17日 | Weblog
PPMのマリー・トラバースさん死去
http://www.news24.jp/articles/2009/09/17/10143966.html

子供の頃、聴いた洋楽といえばまず最初にPPMが頭に浮かぶ。
ベンチャーズに始まり、日本でエレキブームが起こり、
ビートルズやローリングストーンズがロックンロールを世界に広め
日本ではグループサウンズが全盛期を迎えた。
その後、ジミヘンドリックスが衝撃的なロックシーンを展開し
ディープパープル、レッドゼッペリンがロックの基板を磐石にした気がする。

一方で、その少し前から60年代の日本ではモダンフォークが広まり始め
優しいメローディーとハーモニーで聴衆を魅了し始めていた。
その中で、PPMの演奏は女性としては比較的太い声質のマリー・トラバースと、
ポール・ストーキー、ピーター・ヤロウのコーラスが絶妙のハーモニーを醸し出していたのを記憶する。

実際、僕はギターを弾き始めてロックよりはフォークソングの方が
なじみがあったし、PPMやS&Gといったフォークソングを聴いて居た時間の方が
ビートルズを聴いていた時間より長かった気がする。

僕より少し上の世代、昭和25年前後の団塊世代は間違いなくロックより
モダンフォークに傾倒していった人が多いんじゃないだろうか?
実際、MIXIのコミュニティでも現役でPPMの音楽をやっている方が多かった。
特徴的なのが女性を含む3人組で役柄が決まっている事。
この世代は、圧倒的に女性ボーカルが上手いんですよ。

相方とのデュオ「Charlie&UG」の前身にあたる、3年前までやっていた
「Cynthia」という3人組のバンドでリードギタリストをやっていたDera氏と、
僕らが定期的にライブをやる「アルマナックハウス」のご主人に、
女性一人を加えた「あいちゃんず」というバンドもPPMの形態の音楽をやっていたし、
何かとPPMは僕にとって、縁のある音楽だと言っていい。
ついこの間購入したDVD「Carry it on」

もなかなか素晴らしいですよ。



この画像を見れば判るけど、この時代はマイク2本だけなんですよ。
それでも唄ははっきりと聞こえるし、今聴いても古さなんて感じない。
モダンフォークの中でも、PPMは特別に時代を超越している気がします。

何だか、一つの時代が終わったって言う感じ。
少なくとも僕は、リアルタイムでその音楽を聴いてきたという意味では
幸せな気がします。
マリー・トラバースは永遠に記憶の中に残るでしょう。
コメント
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