『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

僕らは間違っていない。

2009年09月20日 | Weblog
昨日も書きましたが、この連休は全くつまらない連休でございます。
そんなわけで、家に篭って時間を潰しているんだけど
自分の部屋で、色々と音楽関係のDVDを見ていて思ったこと。

ここ2年ほど、相方と二人きりでいわゆる「デュオ」で音楽をやっている。
元々、3人でギターを弾きコーラスを売り物にしてはいたんだけれど
訳あって、メインのギタリストが活動休止になった。
今までなら、そのまま開店休業状態が続いてしまったのだけれど
その時は、次のライブの予定が決まっていてキャンセルするか?
相方と二人で相談した結果、かつて二人でやっていたスタイルで
ライブを敢行しようと言う事になった。

かつてのスタイルとは、25年ほど前。
今と同じようにメインのギタリストが仙台転勤で抜けてしまった。
その時は、ライブは転勤先の仙台でやることが多かったんだけど
その他に二人でレストランでギャラつきの弾き語りをやりながら別に活動していた。

その仕事は週に2回、2~3ステージでそこそこの小遣いになる程度の
ギャラを頂いていた。
そうなると、練習もやらなくちゃいけない。
それにオリジナルなんてやっても、お客さんには聴いてもらえないから
ひたすらカバーの曲を練習して、かなりの量がレパートリーになっていた。
考えてみれば、その2日の他に週末は相方の家に入り浸り。
昼から晩飯までご馳走になって、ざっと週末は15時間くらい練習していた。
お陰で、相方の癖みたいなものがわかるようになって、
息の合った唄が唄えるようになっていた。

今はその頃の財産に加え、最近良く弾くようになった僕のギターが
以前に比べて聴けるようになったお陰で、ライブの内容も
カバーからオリジナル中心になった。

決してギターの演奏は上手くないから、ギター演奏を聞かせるようなバンドではない。
僕等の売りは基本的に「唄」。
相方は昔から唄が上手いので心配は無かったけれど、
それに比べると、いまだに僕の唄は下手糞で聴いていて嫌になる。
でも、ここ数年やって居る芝居のお陰で声の出方が変ったらしく
最近は図々しく、ソロで唄う曲がだいぶ増えた。

ここ数日、PPMの曲を聴いて見ると、彼らの演奏もギターは伴奏程度。
いわゆるリードギターなんて、一切見ない。
ひたすら唄とコーラスの妙で、聴衆の心を掴んでいる。

そう、僕らは「ギター弾き」ではなく「歌唄い」なんだよね。
だから、無理にギターのテクニックを聴かせようとするよりも
唄を丁寧に唄った方が、僕等の個性が出る気がする。
実際、二人で上手くハモった時は二人で「いっひっひ」なんて
妙な嬉しさがこみ上げてくるのです。

先週のライブの後の日記で相方が
『やることは変わらない。気持ちを込めて歌うだけ。』
と書いていたけれど、本当にそう感じた。僕らは間違っていないって・・・・。
マリー・トラバースが亡くなって、思いがけずPPMを随分聴いてしまったが
彼女たちの唄を聴いて、僕等のやってきた音楽は間違いじゃないって
自信を持ってやってゆける気がしました。
どう見せるかじゃなく、どう伝えるか・・・・なんだよね。
マリーさん、ありがとう!
コメント
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