うちの会社はIMS(統合マネージメントシステム)だとか、好きなんだよね。
国際的に企業活動を行おうとすると、仕方が無いのかも知れないけど
やれ、リスクマネージメントだとか、コンプライアンスだとか
大した事をしていないのに管理者がいて、教育と言う名のもとに
なんだか訳の判らない事に振り回されている。
IMSのために仕事をさせられている感覚に陥るのは僕だけなんだろうか?
企業の存在する意義は?って訊いたら、IMSの管理者は何て答えるのだろう?
たぶん
『企業はどうあっても社会の期待に応える為の存在』
とか
『企業とは生産という目的に特化した存在』
とか、模範的な回答をするんだろうな。
僕ならば、ずばり『企業なんて金儲けが目的』
って答えるね。
金儲けのためにIMSがあり、コンプライアンスがある。
信用を失った企業は生き残れない、つまり金儲けできないのですよ。
かのアメリカ合衆国の著名な投資家、経営者であり、世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主で、同社の会長兼CEOを務めるウォーレン・バフェットは、
「お金のために働くのは、お金のために結婚するのと同じでむなしい」
なんて言ってるけど、綺麗事じゃないかな?
金がある人はいいけど、金の無い人間は金のために働くんだよ。
まぁ、そんなことはどうでもいいけどね・・・。
昨日、会社の総務から管理職クラスの社員に
コンプライアンス試験なるものを受けろというメールが来た。
いわゆるセクハラやパワハラに始まって、企業倫理みたいなものの試験。
30問あって、27問正解で合格!3回まで受けられるという事らしい。
とりあえずやってみた。
最初は何も考えず、やってみたら5問間違って不合格。
引っ掛け問題にまんまとやられてしまった。
そして、間違いを見直して、どうせ同じ問題だろうと答えをメモして
再度トライ・・・・。
なんと、このソフト、出題する順番が変わっている。
それでメモしていた答えがパーになった。
でも、冊子を手に二回目は1問間違って、何とか合格。
その間違いも、答えをチェックした時に、違う項目を選んでいた。
で、この様子を見ていた仲間が1時間近く僕の横でワイワイやっていた。
僕が冊子に答えのヒントをラインマーカーで印をつけてやったら
早速、それを手に試験を受ける人間が数人。
そいつらは1回で100点を取って、合格。
で、思ったこと・・・・
どこがコンプライアンスなんだよ。
いわゆるカンニングして、100点とって合格。
総務から見たら、優秀な社員なんだろうけど、それでいいのかなって・・・
要は、形だけのコンプライアンス教育だって事。
会社にこういったことをやらせるのが仕事になってる部署がある。
金儲けどころか、そういうことに時間を割いても
何も身についていない現実に気がついていない。
金儲けできていなくても、業務の進捗率や達成率なんて数字が
報告されて、いかにも仕事をしているような振りをする。
毎日、会社に居て『上司に報告するための仕事』があまりにも多くて
管理するのが好きなオジサンが主催する会議が毎日目白押し。
と、缶コーヒーを片手に言いたくなるのであります。