今日は、退職した会社の後輩と、かつての部下だった女性の3人で飲み会。
名目は『スイスに行って来たぞ報告会』
後輩は機械設計のサブリーダー。いわゆる課長さんです。
僕が主宰するサッカーチームのメンバーであり、
仕事に対する意欲も探求心もある、将来を担ってくれるであろうと、期待している男です。
女性は、部下だったのだけれど正社員ではなく、最初に出会った時はパート社員だった。
数年前に会社が業績不振に陥り、パート社員を切るということになり、
僕が裏から手を回して、派遣先を見つけて何とか仕事を続けて貰った。
仕事が出来て、頼りにしていた女性だった。
この二人、僕の芝居のリピーターでもあり、毎年公演を観に来てくれるお得意様。
退職後に、仕事の進行具合はどうなのか?
女性は、円高で会社の状況が悪化している中、また同じような事になっていないか?
そんな2人の状況も聞きたくて集まったのでした。
スイスで撮った写真を見せながら、地図で歩いた軌跡をたどって
マッターホルンの迫力は実際に見ないと分からないと話したら、
彼らも山登りを趣味の一つにしているから羨ましそうに見ていた。
話をしながら山を走る『トレイルランニング』の話に及ぶ。
そういえば去年のツアー客に、トレイルランを趣味にしている新婚が一組居たかな?
彼はこの夏に70㎞を24時間で走破する大会に出て、21時間で完走したそうだ。
女性の方も、同じような大会に出たり、マラソンに参加したり・・・・
そんなスポーツ好きな二人が、毎年芝居を見に来てくれるのだから嬉しいですね。
そんな話をしながら、いつの間にか前の職場の様子を僕が訊いている。
開発は何とか形にはなったらしいけれど、僕が心配していた電源は結局出来ず、
海外のメーカーの購入品になったそうだ。
買う事は全然悪くない。僕がリーダーだったとしても最終的にそうしたかも知れない。
ただ、どんな形になっても自分が作れないのでは話が違う。
メーカーに質問すらできないで、主導権は向こうに握られてしまうからです。
それでも、前の会社は良いみたいなので、技術者の意識はその程度なのだと
在職中から諦めていたのです。
女性の立場は、派遣社員から、会社直接の嘱託契約になったそうで、
前よりは働きやすくなったという。
苦労して引き留めた甲斐がありました。
そして今日は、奇しくも次回公演の台本がメールで送られてきました。
今回もちょっと大変な役が回ってきました。
12年目にして初めて、唄う事にもなったので楽しみです。
彼らも楽しみにしてくれているみたい。
いよいよ次の公演、来年4月1日の舞台へ向けて今月末から稽古が始まります。