仕事をしていて、ちょっと唖然とすることが多い今日この頃。
今の職場の連中は、ハッキリ言って教育が出来ていない。
今日は朝のリハビリの後に、11時からマンションの理事会の仕事があるので
それを終えてから職場に着いたのが1時過ぎ。
先週、手の指紋だらけで唖然とさせられたのだけれど、
今日は到着するなり、今度はボルトを締める六角レンチを
折ってしまって、それがボルトの穴から取れなくなったと言う。
その話を聞いて、まず僕は『どんな力で締めたのよ・・・・』と思った。
でも、それを咎めても仕方がないので、黙っていましたけれどね。
結局、そのボルトを外す作業は僕にしか出来なかった。
自動車整備をやっていた頃に、外れないボルトをドライバーで
コツコツ叩きながら回す技を教わっていた。
悪戦苦闘しながら2時間かかったけれど、何とか外せた。
その向こうでは、アルミで出来たベース板にピンを打ち込む作業。
見てみると、薄い紙を一枚敷いただけで、下に置いてガンガン叩いている。
これにも唖然。
これではベース板も歪んでしまうし、裏側は傷だらけになってしまう。
傷をつけないように、下に毛布を敷いて、頭の重い大きなハンマーで
コツコツと少しずつ打ち込むように指示したのだけれど、
こんなのは、製品を作ることに於いて、基本なのです。
僕の説明不足かも知れないので、文句は言いませんでしたけれど・・・・。
とにかく何をやらせても、工具の選び方、使い方ひとつ知らない。
工具の使い方も、一から教えないと駄目。
そういう事を知らず、教育しなかった僕の、甘さかもしれません。
それをきちんと把握していなかった僕に責任がある。
しかし、色々と見回してみて、今まで黙っていたのだけれど、
ゴミがきちんとされていない、
工具は使いっぱなし、
帰宅前に掃除をしない
など、いちいち厳しく言わないと駄目そうです。
こういう事は結局、教育の問題なのでしょう。
そう言う意味で前の会社は、全てにおいて素晴らしかったと感じる。
納品された品物の、傷や不具合を受け入れ時にきちんとチェックする。
仕事のやり方も、先輩がきちんと指導する。
新入社員のような素人には、決して一人で仕事をさせない。
在職時は、面倒くさい事をいちいちやらせるなぁ・・・・
なんて事を思っていたけれど、僕の認識不足だった。
5S運動の『整理、整頓、清掃、清潔、しつけ』は会社の基本。
前の会社のすべての部署でやっていた事は、無駄なんか無かった。
悔しいけれど、前の会社は全ての面で一流だった・・・・
と言う事ですね。