『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

水の話

2019年10月01日 | ジジイの呟き
昨日の話の続き。
水には主にカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、
水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といい、
見た目は同じだが成分の違いから、軟水は口当たりが軽くまろやかに感じたり、
硬水はマグネシウムが多いほどしっかりした飲みごたえを感じるなど、
水にも風味があると言う話でしたね。

天然水は地中にしみ込んだ雪や雨水が地層中で汚れやゴミを濾過し、
地層中のミネラルを吸い取って湧き出している。
日本は国土が狭く地層に浸透する時間が短く、ヨーロッパや北米の大陸では地層に接する時間が長いことが、
硬水と軟水を生み出す要因のひとつとされている。
日本の水はほとんどが軟水で、ヨーロッパや北米には硬水が多く存在する。
これは大地を形成する地殻物質が異なるからだと言う。

肉がメインの西欧料理ではミネラルが不足しがちなため、
ヨーロッパでは硬水で不足しがちなミネラルを補ったという話もある。
今や日本も食の欧米化が進み、食事だけではミネラルが不足しがちになっていて、
食文化のグローバル化が進んでいるのに、水のグローバル化は遅れたままのようです。

山梨県は日本のミネラルウォーター発祥の地で、現在も全国シェア4割という日本一の生産量を誇る。
山梨県産のミネラルウォーターは採水地ごとに個性があり、幾つかに分類できる。
☆富士北麓地域産
:バナジウムを多く含むため、まろやかさの中にキレがある
☆南アルプス山系の北杜市産
:花崗岩層を通過するため、さまざまなミネラルが程よく含まれていてすっきりとした特長。
☆甲州市産
:大菩薩嶺などの山々の清流に恵まれ、硬度が低めで、柔らかい味わいが特長。



今回目を付けたのが、ウィスキーで有名な『白州』の水。
東京でも手にすることが出来る『南アルプス天然水』とほぼ同じ水質のもの。
本社がある北杜市に、道の駅があってここで湧き水を汲んで帰れるらしいけれど、
そこまでこだわる必要はないでしょう。

ただ、山梨県と言う土地は調べれば調べるほど不思議な土地だなって思う。
自然に恵まれて出来たものもあれば、武田信玄が土地の改良をして作られた場所もある。
周りを山に囲まれているので、風の方向によって農作物や果樹に影響を与える。
その山は高く冬に降った雪が積もり、それらが夏に豊富な水を供給する。

日本の食べ物が美味しいのは、水が美味しいからということも有る気がする。
米を炊く水、煮物や汁物は水が味を決めるんじゃないかな?

日本茶がある日本では、紅茶はあまり浸透していない気がするけれど、珈琲なんかよりずっと奥が深く、
そう云う意味では日本酒のように、水の特徴を生かせば地域性も出る気がする。
日本茶は苦味が売り物だけれど、その中にも味わいや香りの違いがある。
ウーロン茶が流行ったように、御飯の時に飲めるような紅茶の淹れ方は無いものかな・・・・・?

もう若くないのだから、こういう世界にはあまり深入りしない方が良いのかも知れないけれど、
少なくともつまらない毎日を過ごしているよりはマシなのかも知れません。
コメント
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