『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

いよいよ、その時が来た・・・・

2019年10月22日 | 定年退職後の人生
前の会社の退職直前の1年半は、精神的に辛い時期だった。
技術者として、培ってきたものを後に残そうと思って居たけれど、
そんな必要はないと言われて愕然として、不眠症になるほどでしたからね。
精神科のカウンセリングを受けながらの半年。
その時に、僕の考えていた事は『勝手な思い上がり』だった事に気がついた。
僕の持っている技術などそんな価値が無かった・・・・それだけです。

そんな事もあって僕は
『定年退職後は自分の好きな事をやって生きよう・・・・』
と考えていたから、技術者として仕事を続けるつもりは無かった。

そんな折、今の会社の執行役員をやって居る元同僚から
『設計事務所を東京で開くので、その手伝いをして欲しい・・・』
という要請を受けて、数年なら付き合っても良いかなと思って引き受けた。
けれど、いつまで経っても人が集まらない。

僕は数年と決めていたので、設計をやるつもりは無かった。
設計なんかしたら、その為にさらに数年継続する事になるでしょうからね。
自分の時間を、他人にコントロールされるような事は嫌ですからね。

そんな訳で、取りあえず電気回路が解るのは僕だけと言う事もあって、
潰れて引き取った会社で設計した装置の、修理をやって自分の給料分だけは稼ぐ事にした。
毎日行くにしても半日で充分な仕事量だったから、余程の事がない限り殆ど午後から行って、
仕事が無ければ行かないと宣言して、休みたい時に休むようにもした。

幸か不幸か?
そんな僕に対して、今の会社の待遇は社会保険にも入れてくれて、賞与まで出る。
『どんな我儘も受け入れてくれる世界に一つしかない良い会社』
なので、会社関しては全く文句が無い。
そのお陰で、居心地が良くて気が付いたら4年が経過してしまった。

先週末に、修理案件の仕事を片付けてしまったので、今週は暇
冷凍機の設置で性能が出ないと言う相談を受けて、色々原因を考えてみたけれど、
今までのデーターが全くなく、結局は職人の勘だけでやっていた感じ。
職人の技は、出来るだけデーターを取って、定量化して初めて、
その凄さが解るんだけどね。
そんな訳で、僕の担当じゃないから余り深入りしないようにした。

今日は所長に
『そろそろ、身を引きたい』という話をした。
会社こそM&A等で大きくなったけれど、この4年で僕の聞いていたような事は何も起こらなかった。
4年やって何も変わらない事が5年目に劇的に変わるとは思えませんからね。

そう思って居ながら、ずるずると4年も過ごしてしまい、ストレスこそ溜まらないが
『退屈で時間を捨てているような毎日』
に、そろそろ見切りをつけないと、自分の残りの人生に悔いが残りそうでね・・・・。

『辞める時はスパっと・・・・』
いよいよ、その時が来たようです。
コメント
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