『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

ラグビーというスポーツの素晴らしさ

2019年10月07日 | ラグビーW杯
ラグビーのワールドカップが開催されていますね。
ラグビーはサッカーと違って、選手の国籍に関してはうるさくない。
サッカーをやって居る僕は
『W杯と呼ぶには如何なものか?』
なんて毒舌を吐いているけれど、この大会が素晴らしい国際大会である事は間違いない。

この写真は試合前の選手入場の際に偶然取れた映像。
まるで両チームで『ハート』を作っているように見えますね。

ラグビーはサッカーと違って、フィジカルコンタクトありきのスポーツ。
故意に相手を傷つけようと思えば、簡単にできる。
試合中に熱くなって、揉み合いになる事もたまにあるけれど、
サッカーや野球の試合で観るようなものとは質が違う。

審判の判定について色々と批判されているようだが、僕はそう思わない。
ラグビーのレフェリーは、反則を見つけて罰を与えることよりも、
選手の安全を守りながら不用意に試合を切らさずに続行する。
そのため、反則があった場合でもプレーが中断することなく、
反則を受けたチームがボールを持って攻撃を展開していれば、アドバンテージの合図を出したまま、プレーを続行させる。
反則を取って試合を再スタートさせた方が、反則を受けたチームに有利になると判断すれば、笛を吹いて試合を止める。
反則を罰すること以上に、試合の流れを重要視してゲームコントロールをするのが審判なのです。

ラグビーは『フェアプレー精神』もさることながら、選手と審判の間にリスペクトがある。
大会のテレビ放送で聞こえる音声でレフェリーはしきりに
「早くラックから出て」
「ボールを持ちすぎない。手を離して」
「今のタックル、少し早いよ」

と審判が選手たちに声をかける。

何度か同じアドバイスが繰り返されると
「次、やったら笛を吹くよ」
「次、気を付けてね」

と“警告”。

選手がそのアドバイスや警告に従い、反則を犯さずにスムーズに試合を運ぶと、
レフェリーは「ありがとう」と感謝の言葉を選手にかける。
そういえば、開幕戦の日本対ロシアでも、レフェリーが「Thank you very much」と何度も言っていたのを覚えている。

試合が終われば『ノーサイド』で、勝ち負けに関係なく相手を讃えあう。
試合後に審判に詰め寄って、いつまでも抗議したりする姿もない。
試合中にピンチになった際に、反則で相手の動きを止める事を
『プロフェッショナルファール』などと呼ぶサッカーとは大違い。

これは『騎士道』から来る文化なのだ。
そう云う意味で『武士道』がある日本人と通じるところがあって
文化的にも好まれるスポーツなんじゃないだろうか?
観衆もそう云った『フェアプレー』を楽しみ、全てのチームに惜しみない拍手を送る。
なんだかラグビーをやって居る選手が羨ましく思えてならないですね。

1967年、僕が小学校5年の時に、住んでいた埼玉県熊谷市で埼玉国体が開催され、
競技種目としてラグビーが実施され、熊谷市にラグビー場が造られた。
その時に『熊谷ラグビースクール』の1期生が募集されたので、参加したのだが
体が小さかった僕はフィジカルコンタクトが嫌で、たった一回で辞めてしまったのだが、
あの時に『ラグビー』の素晴らしさを知って居たら、人生が変わったのかも知れない。
コメント
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