春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

18号台風一過

2014-10-06 22:54:00 | 天災襲う
8号台風は関東地方を直撃、特に沿岸部分には浸水や崖崩れ、風による、
ゴルフ場の倒壊など大きな爪痕を残していった。
先週末、京都に旅行に行っており、台風の影響で降雨もあったが、上陸
間際に帰れたのはなにより助かった。
今の時期の台風は熱帯のエネルギーを思い切り蓄えたまま、大陸に寄り
道せず、直接列島に、猛烈な勢いで襲いかかる。
予想通り、深夜から雨、明け方には風を伴い、窓に打ちつける雨音と
電線の共鳴音は激しかった。
地域の防災放送が流され浅川の警戒を伝えているようであるが、肝心の
音が反響し、さっぱり聞き取れない。
心配なのは2階屋根上のアンテナタワー、今頃烈風に吹かれ、やっこさん
踊りだろうか、外に出て確認も出来ない。
ウエザーニュースから、朝9時は南西、12時で北北西となっており、風圧
を避けるためアンテナの向きを90度づらした。
昼食時には雨も風も、ピタッと止まり、吹き返しも殆どなかった。
日課の朝散も、台風でさぼったが、義務感と外の様子伺いで延発で出か
けた。
浅川沿いを歩くが、朝、15、6℃であったが、直射日光下では10℃以上高く
、猛烈な暑さに汗が吹き出る。


台風一過で、外の様子は殆ど、普段と変わらぬ様子であったが、触れ合い
橋付近の浅川は、川幅一杯に真っ茶色の泥水が白波をたて、激しく流れ、
台風の余韻が未だ残されていた。




高幡橋観測所は、現場のゲージには枝が絡みつき、激し爪痕が生生しく
残されている。
水位計が設置され、テレメータで水位情報が発信され、水難防止の大事
な役割を担っている。
このデータは公開され、ネットで記録を読み取ると、5時が1.28m 9時
が2.25mと一気に1mに水位が上昇している。とりわけ8時~9時までは
50㎝の上昇があり、この時間帯の降雨の激しさをリアルに物語っている。


更に上流へ向かうと、川面の反射で光り輝き、秩父山系、大室山越しに
雲被る富士山が何事もなかったように、見下ろしていた。

格好良い、いなせな姿

2013-03-03 14:04:00 | 天災襲う

顔には口髭に、耳ピアスの出で立ち、町で見受けられる、そこいらのあんちゃん姿に
この成り下がりの姿は日本男児として許せないと、何となく違和感を持つのは、我々の育った時代感覚のづれなのであろうか

そんなあんちゃんも家屋の塗装作業を任せられた職人の一人としてやってきた。
上は作業着に、緩やかな鳶のズボン
地下足袋を履いて、頭にタオルを巻き、その上に、被ると言うより、
何とか乗っかるヘルメット姿がいなせな現場姿である。

戦場は何時もパイプで組まれた足場か、傾斜のある屋根など
滑り易い高所の危険な第一線である。
もとより軽い身のこなしで、高所を忍者の如く、自由に動き回る。
手すりのある所は未だしも、屋根上は完全無防備、四つんばいになって、はいつく張るのでは仕事にならず、失格である。
どんな場所でも、すくっと立つ自立出来る、バランス感覚が総てである。
素手でも危なっかしいのに、重い塗料の缶とそれを塗る刷毛けを持ち、両手が塞がっても、自由に動き回れるのは曲芸師そのものである。
高所恐怖症や運動神経の鈍い人間にはとても勤まらない職業である。

我が家の作業は無事終えて、隣接する家々も、夜討ち朝駆けの営業マンに乗せられ、次々と落とされ、仕事が始まった。

ある日、家壁の補修をしていたら
「こんにちは~」と声掛けられ見覚えのある姿はあのあんちゃんであった。
明けても暮れても、危険、汚い、きついの典型的な、3Kの仕事に意気を感じ頑張っている。

そんな姿に、冒頭の印象で総てを被らせて、見てはいけないことを改めて思い知らされた

モンスターの屋根破壊

2013-02-19 20:32:00 | 天災襲う

「あそこもバリッ!!、ここもバリッ!!、」
2階の屋根に0.07屯のモンスターが徘徊し、破壊の限りを尽くしてしまった。

しかも、瓦の継年劣化も進んでいるようで白く斑文が浮き出て、素材がむき出しに、全面に広がっている。
これがペンキ屋の格好の鴨になり、瓦の葺替えを、勧められた。
出された見積もりに、腰抜かし「え!!そんな金はないよ」
瓦代はそんなものと思ったが、瓦の廃棄物処分だけでン十万もかかり、足場を含め、併せて、気の遠く成る数値にとっても今の身分では、程遠い金額であった。




しかし、このままでは家の中で雨傘と雨だれバケツの世界にと驚かされ、コーテイングと塗装で補修することにした。
大々的な足場とカバーが掛けられ、暫くはテント生活が始まった。
大爆音のコンプレッサーが駆動され、けたたましい音が、静かな住宅地を襲い、高圧洗浄が始まった。


地下足袋にヘルメット、忍者の様な身のこなしで、モンスターに痛み付けられた瓦の補修塗装が始まる。

皮肉なことにテント生活が始まって、今まで続いていた天候が、日を挟んで、雨、雪が降り出した。

文明が進んでも塗装はお天道様が命、塗装の渇きは天候次第、天候が悪ければ作業は休みとなる。

そんな悪天候を挟みながら、忍者さんの奮闘でなんとか工事は終わった。
テント小屋の暗い生活、部屋中に漂った塗装の匂いから、徐々に解放された。
天幕は外され、こんなボロ屋でも屋根と木部など、塗装された部分は塗り固められ、一見して、テケテカに輝いている。
暫くは家の中で雨傘の心配はなくなったようだ。

「17号台風の襲来」

2012-10-03 15:54:00 | 天災襲う
「大きいのが来るぞ~、来るぞ~」
超大型台風の襲来と、はやし立てるマスコミ報道に
注意を怠らず、警戒するのは当たり前であるが、多少驚かされていた。
沖縄地方では既に70M/Sの瞬間最大風速を記録、爆風でなぎ倒される木々の姿や笠もさせず、烈風に煽られる歩行者の放射姿がTVに映し出され、恐怖感をあおってしまう。
毎度のことながら、ヘルメットを被り、激しい雨風の中に、危険を犯しても身を晒し、歯を
食いしばってメモを読む姿に、何の意味があるのだろうか・・・。
関東地方もエネルギーを保ったまま襲来する。
外出は控える様に警告されていた。


当日の朝から日中は、カンカン照りに風も弱く、穏やかな日和、こんなので本当に来るのか
と思わせるほどの正に嵐の前の静けさであった。
そんな天気も雲がかかり、徐々に重なってくると、、未だ日没前なのに暗くなり、台風襲来の前触れは、いきなり叩きつける様な激しい雨が、凄いエネルギーの一端を示していた。
徐々に風も強くなり、ゴオーと音立てながら。思い切り雨がしぶきをたて、窓に叩きつけた。


関東地方の通過は深夜未明と言われているが、21時八王子で瞬間最大風速約38M/Sを記録した
ことが報じられたが、どうやらそれがピークであったようだ。
カランカランと音が、飛ばされたバケツやら、何やら転がる様子が、激しい外の様子を伝えている。

翌朝、植え込みの枝や葉っぱが飛び散り、激しい台風の爪痕は残していたが、一番心配のアンテナは何とか無事で、ホットした。

地球温暖化で海水温度が高くなり、上空からの冷気との温度差がエネルギーとなる。
猛烈な台風の襲来も当たり前のようにやってくる、去年の15号台風では八王子市内で、瞬間最大風速47.1m/sを記録している。
年々自然の猛威が激しく、牙をむき出し、襲いかかってくる。

□台風一過

いつもの様に朝の散歩に、堀之内では倒れた生木が道を塞ぎ、激しい傷跡を物語っている。
でも昨年の台風より、それ程、大きな倒木は少なかった。


3.11 あれから早1年

2012-03-11 22:14:00 | 天災襲う
3.11の大地震あれから早1年。津波など自然の猛威で、尊い命も街ぐるみ、呑み込んでしまった。
震災地から離れた、当地でも、その震災の大きさを改めて思い起こされる。

路地の一角で、路上パフォーマンスでもあるまいし、二人のおっさんが赤い棒を振りかざし、何やら絶好調に踊っている。
しなやかな手つき、腰のひねりにどうだと言わんばかりに、自ら踊る姿に酔いしれ、周囲に見せつけている。普段見る事も無いそんな奇異な踊り姿に通りがかりの人はそのおっさんの姿にいやでも見入ってしまう。
そんなパーフォーマンスに車は彼らの踊りで、停められたり、進行を促されたり、近づいてみると踊りのおっさんの制服姿は交通警官だった。
すわ!!事件か、それとも交通事故かと、当たりを見回したら、四つ角の交通信号が消えていた。
地域ぐるみの輪番停電である。家庭の電気も、こうしたライフラインに繋がる非常設備も意図的に切ってしまったのである。
事故に繋がるだけに、滅多に壊れる事のない、壊れてはならない信号が消えてしまったのである。

原発が止まった、供給余力がない、このまま需要と供給のバランスが狂ったら、大停電を引き起こすぞ~!!
湯水の如く、使い放題の電力に節電の要請を行ったが、そんな生ぬるいことでは間に合わぬと、有無を言わさず電力を切ってしまった。
警官まで動員した、輪番停電であったのである。


さ~あ、来るなら来いと、身構え、電気を使うものはと、炊飯もすまし、普段使う事もないささやかな蝋燭を用意した。TV石油ストーブ、DVD,ステレオ、電話機まで殆どがマイコン搭載であり、殆どものがメモリに設定されているが、停電すれば読み込んだデータが飛んでしまい、再設定も必要、面倒くさい。
来て当たり前の電気が突如無くなったら、どうなる、何て事は余り考える事は無かった。
怯えながら何時来るか、何時来るか備えたが、幸か不幸か結局こなかった。

原発依存の電力安定供給が、狂ってしまった。放射能とういう危険な魔物までまき散らしてしまった。天災か人災か、メルトダウンの事実までも隠してしまった。
地域独占、売らんがための、殿様商売の電力会社も根底から壊れてしまった。
たまる一方の汚染水。巻き散らかれた汚染環境。廃墟となったしまった原発施設と核燃料の後始末。
資源の少ない狭い列島、先行き、見えないまま、早1年たってしまった。

ようこそ松崎家の世界へ

http://mzk.on.coocan.jp/