春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

知床旅情

2009-11-29 17:50:00 | 北海道旅行

♪♪知床の岬に はまなすの咲くころ
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘にのぼれば
遥か国後(くなしり)に 白夜(びゃくや)は明ける♪♪

御存知「知床旅情」"飲んで騒いで"ついつい口ずさみたく、メロデーで有り、歌詞である。
その「知床旅情」を作った国民的俳優、森繁久彌さんが11月10日、東京都内の病院で老衰のため死去した。
96歳で苦しみも無く安らかに、正に「大往生」であったのであろう。
毎年、秋口に北海道の魅力に吸い込まれるように出かけてしまう。
たまたまの重なりであろうが、出かけた先の縁の俳優さんが、旅行後、亡くなってしまう。今年の旅は女満別から知床、見幌、阿寒、釧路と10月当初廻り、知床も道東観光の大事な拠点の一つであったが、「知床旅情」をたっぷり味わった後の出来事であった。
因みに昨年は何時も軽く寄っただけの網走刑務所を時間をたっぷりかけて見学し、監獄食まで体感してきた。その網走他各地で脱走、捕縛を繰り返し、最終的に府中に送られ更正した実話が「破獄」という題名のテレビドラマの主役である俳優緒方拳が肝臓ガンで亡くなったのも、旅行直後であった。
親友であった津川雅彦が最後を見送ったようで、「名優らしい見事な最期だった」と目に涙を浮かべて語ったのが、今でも印象に残っている。

"丘にのぼれば遥か国後"
知床峠から霧が立ち込め、猛烈な風が吹きつける中、僅かな晴れ間に中に根室海峡を越えた国後の姿が実に印象的であった。
森繁久彌さんが、あの旅の思いでを蘇らしてくれた。
ん~んまたこれで、一つの歴史を閉じたか・・・。
お冥福祈る。
美幌峠、阿寒湖

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