
朝5時、未だ脳味噌が眠りから覚めないまま我が家を出発し羽田に向かう。
靄がかかり、くそ暑い東京を一ッ飛び、一路、千歳に向かう。
南北に長い列島に、この時期、東京とは全く違う異郷の地に取りつかれ、北行きは恒例行事になってしまった。
機内は満席、この時期涼気を求め、北への逃避行は人気の原点かもしれない。

千歳にズシーンという音に無事機は千歳に到着した。
タラップから空港に出た瞬間が何ともたまらない、北の空気である。これまでの糞暑さが総て、すっ飛んでしまう自然の涼気である。
レンタカー会社が、空港からかなり離れた位置にあり、道中、共にする車との対面である。
今流行りのハイブリットカー「プリウス」である。
何時も乗り慣れた車とは運転操作ががらりと変わる方式に案内のおにいちゃんの説明に頷きながらも、半ば鵜呑みで不安半分で、車を預かる。
例えばエンジンキーの概念は押しボタン操作に変っている。フットブレーキなどなど違う事ばかり、挙げ句の果てナビゲーションも走り出さないとその感覚が掴めない。
まあ、良かろうと千歳空港のicから大胆に道央自動車道に乗り込む。途中で分岐し札幌自動車道に分かれ、小樽にひたすらむかう。
専用自動車道は道内は始めて、国道でも道は空いており、専用道に遭遇することはなかった。
専用自動車道は写真の通り、車も少なく、マイペースで気分よく走る事が出来る。
ナビゲータは大変便利、しかし、道路に設置された発信器に反応し、「ETCカードを挿入下さい」のアラーム音にびっくりする。「一般」のゲートを最初から潜るのに、いきなりの警告音に余計なお世話、自動車道を走る過程で何時も驚かされた。

無事に小樽市内のホテルに到着する。車を預け、ようやく運転リスクから解放される。
小樽の運河、それに古い建物に包まれた落ち着いた街並みをゆったり歩く。
3.11地震の影響はここでも、あの騒々しい中国人の群れが全くおらず、観光客も少ない様子。写真の人力車のお兄ちゃんも商売上がったりで、人待ちしており、観光客にかける声に反応も今一で、手持ち無沙汰であったようだ。
運河沿いの涼気をたっぷり貰い、すっかり東京の暑さから解放された。
古いレンガ作りの倉庫建屋を活用したビアガーデンに入り、ガランとした空間で、地ビールを飲む。疲れ、渇き、から解放されたこの瞬間が何とも言えないこの一時、北の一歩がこうして始まった。