春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

疲れた老人暴走族 勝沼IC

2012-09-09 07:19:00 | イベント

かってはきら星の如く輝いていた車の運転
正直言って神経を張りつめ運転走行も加齢により、少々おっくうになってしまった。
もっぱら近場の買い物で運搬役を務めるサンデードライバーに成り下がってしまった。
ガソリン代もシリア等中東の不安要素から、ガソリン価格も高値に高止まってしまった。あそこも、ここもかっては賑わいを見せていた、ガソリンスタンドも閉鎖に追い込まれたのは車に乗らなくなってしまったのであろうか。

そんな折り、さる友人から、ぶどうが豊熟であり、お誘いもあり、勝沼までひとっ走りしてきた。

サンデードライバーの成り下の身分に、高速道の走行は何時以来であろうか?
やはり、スピード感覚の慣れの問題もあり、出来るだけ慎重に、慎重に。料金所を過ぎて高速に入っても、次々と追い抜いて行かれる
高速化に研ぎ澄まされたセダン車はまだしも、軽まがいの小型車までも、人を馬鹿にしたように追い抜いてゆく。
でもここは我慢、我慢ぐっと堪えて、キープレフトへ!!
一気にこのまま勝沼まで行っても良かったが、時間調整で談合坂で休憩し、昼食を取る。
平日に関わらず、何処に行くのか、ごった返す人の群れに驚く。

<目的地付近で迷走>
<大善寺山頂から、右側が20号線(バイパス)、左側が中央高速>

談合坂から出発、直ぐに勝沼ICへ
ところが、高速路とバイパスが入り組んでおり、ナミゲータが細かい所まで表示してない。
そんな粗いナビゲータはラフな設定に留め、目的場所を明記したGoogleの地図を準備した。
ところが、地図もとんでもない落とし穴、同じ番地で、もう一軒、別の家があり、そちらの居住地が表示してあった。
しかも、周辺は畑の中、車1台ががやっと通れる、農道のような狭い道が入り組んで居り、完全に袋小路に迷走してしまう。
狭い道沿いには用水がはしり、一歩間違えれば、用水ダイビング、脱輪、こすりを気にしながら恐る恐るの、最徐行であった。
人に聞き、何とかたどり着くことができた。

<帰路は危なっかしくも大胆に>
<思い切って追い越し車線で>

日が落ちるのは早くなった。出来ればお天道様が沈む前に帰りたかった。
でも観光帰りか、東京方面の上り車線は混んでいた。
慎重な走りで走行車線にキープしたが、車間距離が詰まってくるので
80㎞/h前後の加速と減速の繰り返しはリズムに乗れず、返って疲れる。
流れにそぐわず、自然と体が反応し、ちょっと、追い越してしまえと
頃合いを見計らって、、一気に110㎞/hへ加速、追い越し車線へ
この一連の追い越しが終われば、いつまでも先頭を切るわけにも行かず、
ここは冷静に、冷静にと言い聞かせて、車間距離確かめ走行車線に再び戻ろうと。
しかし、詰まっている走行車線に、中々戻るタイミングが合わず躊躇していると、背後から、「おんどりゃ、どけどけ」といわんばかり煽ってくる。
恐らく130㎞/hは出ていると思われるが、左右にフェイントかけ、背後から威嚇は恐ろしく、身の縮む思いがするが、こんなことが天下の公道で平然と行われている。
くわばら、くわばら、むきになって、こんな者に関わったら、側壁に激突、「運転手のミスから、成仏」何て事に成りうる。「身の程、知らずの馬鹿め」言われるのが関の山、未だ未だ現世にはたっぷり未練を残している。

中央高速道の八王子から西側は秩父多摩の山岳部の路線だけに、アップダウンとカーブの多い、道である。
一歩、操作を間違えれば、大変な事故と背中合わせである。
そんなところに一気に100㎞/h以上の高速の世界は、車の共振、タイヤの走行音などが体に駆けめぐり、神経を目一杯張りつめ、握るハンドルも何時しか力も入り、大変疲れる。
八王子ICで降りて、16号との合流は相変わらずの混みよう、この混雑ラッシュを抜け、馴染みの近場へ、やっと平静に戻る。
この疲労感は加齢のせいか、何時まで乗れるのか、自問自答してしまった。

ようこそ松崎家の世界へ

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