講習の案内に、改めて初心に帰り、老体に鞭打ち教習所へ。
初めて行く教習所であり、道不案内、最寄りの駅に付けば何とか成るだろうと思ったが、肝心の時刻の電車に乗り遅れてしまう。
次の電車は10数分後、集合時間に何とか間に合ったが、コンビニで場所を聞き、猛烈なダッシュで受付にぎりぎりで滑り込む。
これから試験と言う教習生の身分でありながら何とも、余裕のない、滑り出しは暗澹たるものであった。
当日は受講生は3人、一見、人当たりのよさそうな感じのベテランの教官ではあるが、やはり審査ともなると厳しい観察のもと、3時間びっしりと法定の検査で評価される。
安全運転を出来るか評価の基礎能力は、夜間視力、動体視力など目の検査がある。
視力検査は今回は無く、警察での免許証更新時のお楽しみであった。
最大の山場である、教官の監視による実車の教習所内のコース運転はやはり緊張しまくりであった。
3人の受講生で、たまたま一番最初になり、何時もの愛車とは違う車種に運転感覚が掴めないままのいきなり本番に、仮免許の時の心臓バクバク感は再び蘇った。
コース内にわざわざ置かれた自転車の障害物もしっかりケアーし、段差の障害の操作、苦手とする車庫入れも、まあなんとかこなし、周回し、次の受講生にバトンタッチした。
<車種はマツダのアクセリア
これで山場と思ったが、運転シュミレータによる運転適性診断はかなりの難解であった。
高速に、時折の変形道を常に、センター位置を保持するハンドル操作と、時折車道を横断する子供など色々なパターン、アクセル、ブレーキ操作が正しく行われれているか、運転の適正能力を判断する。
画面と向き合って、本番前に練習が行われるが、道から外れたり、ブレーキが間に合わなければ、ブザーと×印で画面上から容赦なく叱責をくらう。
同席した女性も慣れない操作に、ハンドルの回し過ぎ、ブレーキの遅れなど、思わずキャーと声を上げていたが、ゆっくり走れる実車訓練より、難しかった。
こうしてアクセル、ブレーキ、ハンドルと個別に評価され、1~5段階で結果が渡される。
因みに己の評価はハンドル操作はおろそか、咄嗟の判断は落ち着いているとパソコン先生から評価頂いた。
ハンドル操作さえ上手く行っていれば、優れているを貰えるが、事故防止の咄嗟の対応に精一杯でありそれも客観的な指摘と甘受する。
こうして3時間、びっしりの実機講習で緊張の世界にのどはからからであった。
これで、一先ず更新のハードルの一つは越えられた。
「うん!!未だ老人暴走族は続けられる」