夜未明から激しい降雪
日中、雪から雨に変わり、べちゃべちゃと溶け重い。
午後、雨も上がり、雪かきで、家周辺の通路確保し、何とか
インフラを整備する。
翌1月19日、快晴であったが、放射冷却と北風でパリンパリンに凍る。
高台から、西方面を見渡すと屋根は一面の雪の世界、こんもりとした
緑は多摩平、その前をJR中央線が何時ものように走る。
降雪時は重い湿った降雪に事故を予測し、間引きしたことで、大混乱、
これほどの雪で都会の交通網は弱い。
市街地を囲い込むように丹沢山系、が何時になくくっきり浮かぶが、
以外と雪が少ない。一番右端の富士山は白い雪煙や雲に隠れ、その
稜線が時々見えるだけであった。
◇屋根上の雪
昨夜来から、溶けた雪が屋根の縁に雪塊になっているが、押し出され
落ちるが、ド・ドスーンと言う物凄い音が家中を響き渡る。
前回の大雪ではその塊が大きく、数キロとなり、その落下が、車の屋
根に直撃、大きな凹みが生まれた。
屋根の勾配が急なのか、こんな音を立てるのは我が家だけである。
これだけの衝撃音に落下先ではダメージがあるが二階の屋根では、為
す術もなく、ひたすら屋根上の融雪を待つのみである。
◇怖い融雪上の歩き
さる友人に贈るために、バイパス沿いの和菓子屋に行く。
神明の高台越えであるが、こんな降雪期に、何れも坂を登り、
降りしなければならない。
日向部分は道の雪は溶けているが、日陰はテカテカに凍っている。
『凍結下、転ばないコツは足裏、全面に体重をかけ、小股に歩く
のがコツである。』
理屈は頭で理解しても、いざ歩いて、凍結部分に遭遇すると、中々
難しい。
仰向け転倒をしないように上体はやや前かがみ、腰は引く姿は、出
来損ないのロボットのようにおっかなびっくり、歩く。
時折、足裏からの反応がなくなるのは氷面で、滑っている状態で、
転倒を予知する、何とも言えない、恐ろしい瞬間である。
ペンギンのように、右、左と軸足を確かめ、滑るまいとして頑張り、
かろうじて氷結部分を通過する。
バイパスの神明坂、車道を挟んで歩道があるが、日当たりの良い方
が溶けているだろうとそちらを選ぶ。
恐れていた急斜面は融雪剤が撒かれ、心配することもなく坂の登坂
が何とか出来た。
道を選び、安全を確かめ、よたよたした歩きで平時より1.5倍の時間
をかけ、何とかクリア出来たが、遥か遠かった。