雨もなく、連日の暑さに逃げ場を失い、息苦しい日々を迎える
日中35℃を越える暑さも当たり前のように襲い掛かり、日中外歩きする人の姿も殆ど見受けられない
<ひばの木に囲まれた一角にぶどう棚があり、ネットで覆ているが容赦なく太陽が降り注ぐ>
<側面もネットで覆い、出入りするときに、幕を引き揚げ、中へ入れる仕組みになっている>
ブドウも敵機(鳥)襲来に備えシートをかけ、敵機侵入を防いでいる。
天幕シートは覆われているが下部が覆い切れず、下側からも別のシートを張っている
唯でさえ暑いのに、空調機が置かれ、冷房を掛けると、熱気を帯びた廃気が思いきりネット内に入り
更に熱くなる、地獄の世界である。
従って、特別な事以外では余り内部に入らない。
<肝心のブドウは防除のため一つ一つ袋が掛けられ、中の成育の様子は余り分からない>
防除と云えば今年は雨が少なく、薬剤散布で防虫・防除効果がてきめんで栄養の補給源である葉っぱが綺麗である。
ネットと袋の云わば二重化の防禦体制にある中、敵はここにあるぞと餌狙いで襲撃するのが通例で逢った。
ブドウが熟成を迎えると、周辺が甘い匂いが漂い、収穫を促すが、敵もこの匂いが襲来の呼び水になっている。
所が今年は酷暑を迎える中、匂いが効かず、何時もの8月収穫を越え9月を迎えてしまった。
(ネットを避け、フクロを剥がしたら)
何と予想を反し、真っ黒な濃密な姿に変わっていた。
①早速収穫
代表の一つ、びっしりと身が締まり、ずしりとした重さ、ご覧の通り、真っ黒の姿が輝いていた。
整形せず、取れたまま豊潤な姿は丸でプロが扱う商品の様であった
②例年の収穫物と比較
ご覧の通り、赤身を帯び、未成熟を思わす房が、これまでの成果物であった。
時期の問題か、天候の違いか良く判らないが、黒々とした成果物に半年ぶりの成長を甘受した。
さ~て、収穫は終わった。覆われたネットを外し、野放図に伸びた枝を誘引し、切り払う仕事も残されている。