575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

手術痕ひとつ増やして年暮るる 亜子

2005年12月16日 | Weblog
575の会 12月の結果です。

年の暮れ新聞太くなりにけり(長良) ○○
賀状書く筆の止まりし夏の恋(愚足) ○○○○
手術痕ひとつ増やして年暮るる(亜子) ◎◎◎○○○
湯豆腐のことことゆらり年守る(愚足) ◎
煮凝りや父の年まで指を折る(遅足) ◎○○○
紙漉きの胴着のツギの牡丹かな(能登) ◎
占い本ずらり並んで年の暮(麗子) ○
虚ろ身に風吹き抜ける師走かな(立雄) ○
アルミ缶さがす生業暮早し(亜子) ◎○○
極月の空に補助線引いてみる(遅足) ◎○○○
去年今年気ばかりあせる老支度(静荷) ○
年の瀬に小振りとなりし頑固爺(立雄) ○
鏡見て残時間知る年の暮(能登) ○○
珈琲に富士屋ホテルの冬紅葉(静荷)
愛という字を書きむなし冬の京(麗子) ◎○
鰭酒を嗅いで邪道と呟きぬ(朱露) ○○○○
揺れ続く日本列島霜柱(長良) ○○○
風呂吹に若い男の悲鳴かな(朱露)

なお
揺れ続く日本列島霜柱は
震度五の日本列島霜柱
は、どうだろうか?という声がありました。

次回は1月25日(水)午後6時 安田屋。
兼題は「一月」です。

次回もぞ。

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小熊座の星噛む音を聞いている   遅足

2005年12月16日 | Weblog

星空に補助線を引いて
星座を探したのは幾つの時
だったんだろう。

モンゴルのゴビの砂漠で
夜空を見上げた時、
満天の星とはこういうものか
と、しばし見入ってしまった。
人工衛星が飛んでいくのも
よく分かった。

都会では星を楽しむことは
出来なくなってしまった。







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