575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

連句 3句目 威勢よい言葉の後のサイノロジー 長良

2005年12月02日 | Weblog
連句の3句目です。

発句 南天や京の小路を踏み迷う 遅足
脇  雪見障子に酌み交わす友 久々
雑  威勢よい言葉の後のサイノロジー 長良

サイノロジーはサイコロジーをもじった語。
妻鈍(さいのろ)の意、妻にあまいこと。
また、そういう男のこと。(広辞苑)

妻鈍爺?

口では威勢のよいことを言っても・・・
という男性は意外に多いかも。
もともと女王の国、日本ですから。

この後は雑です。77です。
どなたか付けてみて下さい。   遅足

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

句会の結果です。

2005年12月02日 | Weblog
 575の会   2005・11・30

霜降りて無言の大地生まれたり (童子) ◎◎○○
霜降りる遠き母への贈り物 (麗子)○ 
満月に火星の寄りて霜の声 (静荷)◎○○○
遠吠えの止みて地を這う霜の声 (愚足)◎○○
頬赤き子等の走りぬ冬田道 (能登)○
寝床からイヨッと起きて霜柱 (長良)◎◎◎○
柿たわわ村はひっそり昼下り (立雄)○
霜晴れや鶏冠争い立ちにけり (遅足)◎◎○ 
霜柱俺関東のアナウンサー (朱露)
初霜やひそかに下る老いの坂 (亜子)○
履き初めのシューズは軽し霜の音 (立雄)○
子の肌の熱さなつかし霜夜かな (能登)◎◎○○○
銀杏の葉踏まぬように自転車ゆく ( 童子)○○○
冬晴れや塔清らかにそびえ立つ (麗子)○○
落ち葉踏む足は十本孤独げに (長良)
ひとつぶのひかり霜月祭かな (遅足)
真鶴や烏賊釣り舟に鳴く烏賊の (朱露)○
あけびづる聖夜飾りを作らむか (静荷)
初霜やようよう成りし逆上がり (亜子)○○○
霜解けて血の滲みたる羽毛かな (愚足)○○




番外
震度異常政官業の三つ巴  長良
禁焚火電子レンジで芋を焼く 長良
踏み切りも着地もミスる575  長良
ガラス器の青女の抱きし葡萄かな  愚足
ははき木の枯れて子を成す秋の暮れ 立雄
芋の葉を掻き分けて掘る霜の土    立雄

  次回は12月14日(水)午後6時 安田屋です。
  兼題は「年の暮」など、押し迫った年末の景をお願いします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする