575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

国語教育は道徳教育?

2006年02月07日 | Weblog
国語教育の目的は「読解力」を身につけること。
しかし、実際は、広い意味での道徳教育。
読解力がついたということは、道徳的な枠組みから読む力がついたこと。

こんな事を書いた本を読みました。
国語教科書の思想(石原千秋)です。

作文の授業で悲劇にあった生徒のエピソードが紹介されていました。
小学生で遠足があり、それを「作文」に書く課題が出された。
生徒が「遠足は面白くなかった」と、理由も書いて提出した。
反抗的だと職員室に呼び出されて、お説教を食らった。

   

著者によると、
小学校低学年の国語教科書のスローガンは、

 自然に帰ろう

高学年では

 わたしたち一人一人

であるとのこと。

  

なお著者の読解力の定義は

① 文章や図や表から情報を読み解く力
② 文章を批評的に読む力 (批判的ではない)
③ これらを記述する力

です。

  
    
コメント (4)
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