575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

みちのくの蝉のことばを聞きわける    遅足

2011年08月12日 | Weblog
NHKのクローズアップ現代が
福島の詩人の活動を紹介していました。

震災によって言葉を失った人々。
詩人は「地に足をつけて生きていくためには
ことばを取り戻す必要がある」と、被災地に足を運び、
被災した人々を訪れて詩をつむぎだしていきます。

戦災を体験した歌人の岡野弘彦さんの言葉。
「戦争直後はパンが必要だった。
しかし、その後につづく長い時間、
こころを支えてくれるものは言葉であり、
私にとっては歌であった」と。

震災直後、俳句になにが出来るのか?と、
問う声がありました。

復興への長い時間が始まった今。
俳句や歌、詩になにが出来るのか?が、
問われているのでしょう。


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噛み合ぬ話だらけの残暑かな  朱露

2011年08月12日 | Weblog
    話というのはだいたい噛み合ないもの、
    と思っていればイライラしないで済む。
    「肝胆相照らす」なんてことは無理だ。
    分らないままで生きていても困らない。

               


    
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