575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

かはたれや男浴衣の乗りのよき   静荷

2011年08月01日 | Weblog
彼は誰時(かはたれどき)は、彼の人は誰?と、
尋ねなければ判らないくらい薄暗い朝方や
夕方の時間を意味していました。
しかし、後には、朝を彼は誰時、
夕方は、誰そ彼(黄昏)時と、区別して
使われるようになったそうです。

句は、夕方を指しているのでしょう。
盆踊りで、踊っている背の高い男性。
名も知らぬ人ですが、踊りが上手なあ・・・
と、密かなトキメキを詠った句でしょうか。

あるいは、郡上の徹夜踊りか。
そうすると、朝まで踊り明かして・・・
アコガレの気持ちは、一段と強くなりそうです。

                    遅足
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日陰濡れ不倶戴天の蚯蚓かな    朱露

2011年08月01日 | Weblog
     ミミズ綱(貧毛類)の動物の総称。
     釣り餌または薬としても使われる。
     この生き物のことは考えたくない。
     不倶戴天は親の仇で大げさ過ぎる。

              



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