575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

日記買ふ三日坊主が蹤いてくる   大槻和木

2013年01月04日 | Weblog
寒い朝。目の前の家の屋根は霜で真っ白。
新春寒波だそうです。

大槻和木さんの句集『消印』のなかの一句です。
思わず笑ってしまい、小学生の頃を思い出してました。

先生から、日記を書きましょう、と言われて買った日記帳。
朝起きて、顔を洗って・・・というのはダメですよ。
その日一日に感じたことなどを書きましょうと。

よし!書くぞ、と勇んではみたものの一週間も経つと・・・
書くことがなくなってしまいます。
私の後にも三日坊主がちゃんとついて来ていました。

今思えば、当時、綴り方教室という教育がありました。
作文で子供の個性を伸ばすという教育が行われていたんですね。

そのほか、こんな句もありました。

  南瓜切る南瓜もちから入れてくる

なんでカボチャの皮は鎧のように分厚いんでしょう。
きっとカボチャもチカラを入れているんだ。

日記買う、は、年末の頃の季語。
初日記が新年の季語です。

今年から、一日、一句ならぬ一首と決めてみましたが・・・
やはり三日坊主はついてきていますか?

                   遅足
コメント
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