575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

皇居では歌会始の日、初句会が行われました   麗

2013年01月17日 | Weblog
今年初めての575の句会。8名の参加者でにぎやかに始まりました。お題は「水仙」。
香り高い色んな水仙が咲き競いました。

客人の話を聞く水仙、越前の崖が抱く一面の水仙、多忙な日にも香りで癒され、日本海の風を受けながらも背筋を伸ばす水仙、昼下がりの祠には一筋の陽が差し込み、手に取れば冷たい、でもそこにある確かな命。夜道に香る水仙、さて、「風は何を聴いたのでしょうか?」。水仙の覚悟、水仙のつよき意志、小首をかしげて呟き、客間の水仙は香りを放ちながら客人(まれびと)を静かに待ちます。

水仙の花について語る時、水仙の矜持、孤高の花、凛とした覚悟のある水仙の姿がその濃厚な香りとともに浮かびあがりました。
水仙のように背筋を伸ばし、覚悟を決めて生きていきたいという己の姿を求める一面も出てきました。

さて、昨日は皇居では歌会始め。お題は「立」。
最年少の中学1年の少年の

「実は僕家でカエルを飼っている夕立来るも鳴かないカエル」

の歌が選ばれたと亜子さんが句会の後のお茶会で披露してくださりました。
夏休みの宿題の短歌が見事入選。
「実は僕。。。」と語る所が瑞々しい感性でステキですね。

こういう新しい風に吹かれるとまた今年もがんばろうという気がしてきます。来月の自由題は当日会場で出題されるという初めての試み。
5分で作れるか自信はありませんが新しいことにチャレンジしていきましょう!
ねぇ、安藤さん!!
ちなみに兼題は「春の雪」です。ヨン様の映画のタイトルですね(笑)

皆様今年もどうぞよろしくお願いします。
コメント
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