575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

先生の名前忘れた冬りんご   間口洸樹

2013年01月07日 | Weblog
作者は小学校4年生。
夏井いつき・著 「100年俳句計画」の中の一句。

この計画、100年先の俳句を担う人材を育てようと
夏井いつきさんが始めた子供たちへの俳句教室。
学校を訪ねて行う俳句ライブ。
初めて俳句をつくる子供も。
夏井さんは、季語を出して、こんな風に呼びかけます。

俳句はわずか17文字。
5文字に季語を使ったら、あと僅か12文字。
そこで見たままのもの、自分の気持ちなどを、当て嵌めてみたら、と。

考える時間は5分間。
子供や先生がつくった句のなかから、夏井さんが10句を選びます。
まず、良いと思った子供たちが、句についての感想を述べます。
そして最後に作者が名乗る、というもの。

  がくの花いとこは二人左きき   尾崎萌(小3)

  若葉風らせんの迷路に人が立つ  徳岡みずき(小6)

  えんぴつと紙の音だけびわの花  尾崎碩昭(小6)

わずか5分でつくる俳句。
こんな軽い気分で俳句が楽しめたら良いですね。

             

今日は七草だそうです。
七草粥を食べると長寿という言い伝えがあります。
昔に食べた記憶が辛うじてある位。
すずな、しずしろ、はこべ・・・

  七草やあとの一つが出てこない   遅足







コメント
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