575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

水仙花抱きて崖の高さかな       亜子

2013年01月25日 | Weblog
海からの風をまともに受けて、なだりに立つ人、と鳥野さん。

この句、主語をどう読むのか?によって3通りに読めます。
最初は鳥野さんが読まれたように、人間が水仙の花を抱いて、
高い崖のうえに立っている。
この場合、少年でしょうか?少女でしょうか?あるいは・・・
もう一つは擬人化で、水仙の花を崖が抱くようにして聳えている。
最後は、水仙が高い崖を抱くように一杯咲いている。

作者は、崖が水仙の花を抱いている景として詠んだとのことです。

                          遅足



コメント (1)
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