575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

七十にならば見ゆべし牡丹の根   中尾寿美子

2013年02月08日 | Weblog
齢を重ねることはマイナスばかりでもないようです。
人の裏表、ものごとの裏などが見えてきます。
この句、目の前に美しく咲く牡丹を見ながら
その花を支える根まで見えてくる、と詠っています。

      

私も遂に今日、70歳になりました。
60歳の時よりは素直に迎えることが出来ました。
モノゴコロがついて半世紀は前のめりに生きてきました。
60歳でも、まだその勢いが残っていて
スローダウンするのに、ほぼ10年かかった気がします。

  七十の春を愚かに重ねけり    

愚にかえる。一日一日を子供のように生きる。
そんな過ごし方がしたいと思っています。

                    遅足


                     

コメント (2)
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