575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春の雪句会の最終結果です。      遅足

2013年02月22日 | Weblog
今朝、名古屋は雪がちょっと舞いました。
春の雪句会の結果です。
当日、句会を体験したいと、童子さんのお知り合いのNさんが出席。
Nさんをふくめて2句選としました。  

題詠「春の雪」

①記憶にあるあなたのような春の雪(えみ)すみ・静荷・童子・遅足
②春の雪単身赴任の知らせあり(麗子)能登・童子・N・晴代・結宇・立雄
③去りがたし制服の肩春の雪(郁子)
④まあだだよ枝に蕾に春の雪(晴代)鳥野・立雄
⑤春の雪瓦礫の山を匿(かく)せずに(静荷)えみ・亜子
⑥静かに静かにカンブリア紀の春の雪(遅足)鳥野・麗子・郁子
⑦御園座に惜しむ名残や春の雪(亜子)麗子・N
⑧肩越しに探す合否や春の雪(立雄)能登・すみ・静荷・狗子・えみ・亜子・結宇
⑨バス停に帰り待つ子や春の雪(結宇)
⑩緊張の試験の朝に春の雪(すみ)
⑪春のゆきはしゃぐ手手手手通学路(智恵)鳥野・能登・郁子・遅足
⑫重くなりふるえる相傘春の雪(能登)狗子
⑬午前二時侵略のごと牡丹雪(狗子)晴代

席題「春浅し」

①好きな本読みたくなって春浅し(えみ)
②春浅し少しやせたる影法師(狗子)晴代・亜子・結宇・静荷・立雄
③春浅し水面に泡の消えやすく(遅足)立雄
④旅行記にふくらむ夢や春浅し(静荷)狗子・晴代・すみ
⑤春浅し学び舎の別れ幾星霜(結宇)郁子
⑥春浅し重き荷物を出せぬまま(麗子)えみ・すみ
⑦つくばいの淡いひかりや春浅し(晴代)えみ・亜子・郁子・静荷
⑧老いた親庭に片すみ春浅し(すみ)結宇・麗子・遅足
⑨小さき靴脱いで浜行く春浅し(亜子)遅足
⑩春浅し土手のつくしもエリをたて(郁子)結宇・麗子

Nさんは、5月に名古屋の宗次ホールで奥の細道をテーマに朗読会を企画。
句会を体験したいとのことでした。
「感想は?」とお聞きしたら、
「一つの言葉もさまざまな読み方があり、新鮮でした」とのこと。


次回は3月20日(水)午後1時 東鮨
題詠は「彼岸」です。
また、自由題はなく、当日の席題ということになりました。

コメント
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