575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

これぞまさに彼岸句会   麗

2013年03月21日 | Weblog
お彼岸の中日に行われた昨日の句会。
実際にはだれも行ったことのない「彼岸」なので、ある人はGoogleで検索し(これを「ググる」と言います)ある人はお墓参りに行きました。

東日本大震災で亡くなった二万人の方と遺族に心を寄せ、台所でお豆腐の勢いを感じ、どこまでが此岸か境目を探し、久しぶりに会った母の耳がまた遠くなり、やっと春らしくなり薄着で出かけ、将棋を指す穏やかな公園、まだまだ寒い京都壬生。添い遂げた二人。彼岸会に出ていた人もいつの間にかあちらの岸へ渡ってしまい、光あふれる華やいだ墓地。哲学の道の堕落?を詠む哲学的な俳句で締められました。

お彼岸はあの世とこの世を隔てる川幅が狭まりご先祖さまが帰って来易くなるとか、時空が逆転するとか、地獄の釜のふたが開くとかこれだけ聞くとなんだかスピリチュアル色満載で、誰も見たことも行ったこともないのに不思議なことです。

いずれにしても春彼岸は明るくて光が差して春に向かう力があってなかなか面白いお題でした。

席題の方は「春の風邪」と決まりお風邪でダウンのえみさんが欠席で残念でした。
「恋のワクチン」が効くといいのですが。。。お大事になさってくださいね。

それにしても即興の席題はその人らしいありのままが出てなかなか面白かったですね♪ 麗

コメント (3)
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