昨日の毎日新聞夕刊に、岩手県立釜石高校の照井葉子先生の俳句集「龍宮」が紹介されていました。
震災後は体育館暮らし。俳句なんて詠んでいう場合じゃなかったそうですが、次第に言葉が浮かんだものをメモしていたそうです。
なぜみちのくなぜ3・11なぜに君
荒廃した景色に季節は感じられなかったので季語のない句が多いそうです。
春の星こんなに人が死んだのか
震災当日の真っ暗な夜空に見たことのないほど美しい星空がひろがっていたそうです。
毛布被り孤島となりて泣きにけり
体育館で親とはぐれた生徒のすすり泣きが聞こえたそうです。孤島という表現がせつないですね。
句集の「龍宮」は、犠牲者が海の中で龍宮城のような場所で幸せに暮らしているようにとの願いを込めてつけられました。
最後に2年目の節目に詠まれた句です。
三月を喪(うしな)ひつづく砂時計
実際に被災された方の俳句を読むと胸がしめつけられて苦しいのですが心の復興の様子が少しでもこれから俳句の中に生まれればと願います。合掌。
震災後は体育館暮らし。俳句なんて詠んでいう場合じゃなかったそうですが、次第に言葉が浮かんだものをメモしていたそうです。
なぜみちのくなぜ3・11なぜに君
荒廃した景色に季節は感じられなかったので季語のない句が多いそうです。
春の星こんなに人が死んだのか
震災当日の真っ暗な夜空に見たことのないほど美しい星空がひろがっていたそうです。
毛布被り孤島となりて泣きにけり
体育館で親とはぐれた生徒のすすり泣きが聞こえたそうです。孤島という表現がせつないですね。
句集の「龍宮」は、犠牲者が海の中で龍宮城のような場所で幸せに暮らしているようにとの願いを込めてつけられました。
最後に2年目の節目に詠まれた句です。
三月を喪(うしな)ひつづく砂時計
実際に被災された方の俳句を読むと胸がしめつけられて苦しいのですが心の復興の様子が少しでもこれから俳句の中に生まれればと願います。合掌。