575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

恋の神様      遅足

2013年03月17日 | Weblog
京都といえば清水寺。ひさしぶりに訪れてみました。
やはり京一番の観光地。参道は人人人・・・
いろいろな言葉が聞こえてきます。
なかには和服をきている男女が・・・・
話しているのは中国語。台湾からの若い観光客のようです。

目的は、地主(じしゅ)神社の桜。
ここの桜は地主桜と呼ばれています。謡曲「熊野」のなかで、

  雲かと見えて八重一重、
  咲く九重の花盛り

と詠われているように、八重と一重が同時に咲く珍しい品種。
熊野は母の病が重く、主の平宗盛に帰郷の許してほしいと懇願します。
しかし宗盛は、今年の桜見物こそ大事と許可しません。
熊野は仕方なく清水寺にお供をして、舞を舞います。
そこへ村時雨が・・・熊野は母を思う即興の歌をうたい、
心を動かされた宗盛は帰郷を許すという物語です。

地主の桜は、あれから何代目でしょうか?
若木が一本、植えてありました。

狭い境内は、恋愛成就を祈願する男女でにぎわっています。
日本人ばかりではなく外国の観光客の絵馬も。
中国語、韓国語、さらにはロシア語のものも。
この絵馬の女性も良いお相手が見つかると良いですね。

神主さんのお話では、フランス・ロシアからの観光客も多いそうです。
言葉は判らないが、だいたいのことは通ずるとか。
これから本格的な桜の季節。身動きできぬ人出かも・・・
コメント
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