575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蟷螂  麗

2013年09月12日 | Weblog
朝晩はすっかり涼しくなりました。虫の声がにぎやかです。
さて今月の句会の締め切りが近づいてきました。
「蟷螂」。昔は怖くて絶対さわれませんでした。
今は生まれたての小さなかまきりはかわいいな~と思うし、晩秋に茶色く変色して余り動かないかまきりを見ると命の最期をみるようでちょっぴりせつなくもなります。

かまきりが片手かけたり釣り鐘に  一茶

とぶ力見せ蟷螂の枯れてゐず   松尾白汀

案外に飛距離のありしいぼむしり  湯川 雅

「いぼむしり」というのは蟷螂の別名で、蟷螂でさすればいぼが消えると言われたそうです。いぼじり、いぼうじり、ともいうそうです。

頭は三角、腹部は肥大し、頭部には大きな複眼と短い糸状の触覚があります。
海綿状の卵の袋のようなものを秋に枝に生みつけます。我が家はよくベランダの柵にうみつけられています。

さあどんな蟷螂が登場するか?
メスが交尾中にオスを食べることもあるとか!?

女性有利な句会になるかな?
コメント
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