安堵の粒がこぼれけるという七五。
どこから零れるのか?少しはっきりしません。
暑い日照り続きで収穫を心配しながら、それでも何とかできた新米。
生産者はどんなにうれしく思うでしょう。
脱穀して精米し、白米となった一粒一粒。
お百姓さんは、両の手ですくいあげてしみじみと見るのではないか。
ほっとした思いと同時に指のあいだからほろほろと
艶やかな米が零れ落ちるのではないかと、作者。
新米や安堵に粒のこぼれけり
または、
新米や安堵の手よりこぼれけり
としたほうが、句の景ははっきりとします。
しかし原句にあった詩的なものがこぼれてしまう気もします。
どうしたものでしょうね?
遅足
どこから零れるのか?少しはっきりしません。
暑い日照り続きで収穫を心配しながら、それでも何とかできた新米。
生産者はどんなにうれしく思うでしょう。
脱穀して精米し、白米となった一粒一粒。
お百姓さんは、両の手ですくいあげてしみじみと見るのではないか。
ほっとした思いと同時に指のあいだからほろほろと
艶やかな米が零れ落ちるのではないかと、作者。
新米や安堵に粒のこぼれけり
または、
新米や安堵の手よりこぼれけり
としたほうが、句の景ははっきりとします。
しかし原句にあった詩的なものがこぼれてしまう気もします。
どうしたものでしょうね?
遅足