575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ひーばーちゃんと一緒に  鳥野

2013年10月15日 | Weblog
日常の生活から着物が消えて、随分の日が経ちました。
明治最晩年生まれの母は、一生の殆どが和服。
朝起きて、手早く身支度し、タスキをかけて、家事も
子育てもこなしていました。

「着物離れ」とともに、たくさんの言葉が死語になっ
てしまったのは、惜しい事。それも老人のたわ言でし
ょうか。

その一つに、「肩上げ」が。
子供の成長に合わせて、裄丈を調節する技法です。
「肩上げを下す」とは、成長のしるし。もう童女
ではないという宣言でした。

今年の盆踊りに、かなり高齢の婦人と連れ立った
浴衣姿の児を見かけました。
きちんと仕上げた肩上げ。

 ・ 肩上げのちんまり可愛い祭りの子、曽祖母
   ちゃんと手振り合わせて
                 鳥野
コメント (1)
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