575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

人絶えて里の茶の垣花の咲く  静荷

2018年01月13日 | Weblog
作者のご主人の実家は海部郡の大きな農家。
しばらく前まで農家は自給自足に近い生活。
敷地の周りはみな茶の木の垣根。
新茶の葉を摘み、蒸し、揉み、乾燥、と、
自分の家でお茶をつくっていました。
なかなか手がかかります。
それだけに美味しいお茶ができたことでしょう。

私の奥さんの実家でも摘んだ葉を製茶工場へ
持ち込み、茶にしてもらっていました。

少子化の日本列島、人の住まなくなった里も。
しかし垣根の茶の木は忘れずに花を咲かせます。
ちょっとサミシイお茶の花の風景です。
                   遅足

今朝は霜が降りました。屋根が真っ白です。
コメント
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