575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会の最終結果です。  遅足

2018年01月20日 | Weblog
初句会は8人の出席。ごらんのような結果となりました。

題詠「初」
①一族を九人引きつれ初詣(立雄)智恵・能登・等・麗子
②初釜の挨拶上手小さき手(静荷)佐保子・亜子
③書き初めの「腹」のむつかし虚子の句の(佐保子)
④眉を描く少しきりりと初鏡(穗實)智恵・佐保子・晴代・狗子・郁子・立雄
⑤初夢や俳人朱露と句を交はし(亜子)佐保子・穗實・静荷
⑥梟が鳴く仮初の恋ならず(遅足)穗實・等・結宇
⑦読初やかたわらに置く広辞苑(晴代)智恵・遅足・静荷・狗子
⑧初空や養老の尾根立ち上がり(麗子)能登・遅足・晴代・郁子・立雄・亜子
⑨初みそら日輪背負ひ猫正座(等)すみ・結宇・麗子・亜子
⑩琴の音に喧騒まぶし初バーガー(郁子)すみ
⑪鳥肌に細かなあぶく初湯かな(能登)穗實・すみ・静荷・等・結宇・狗子・立雄
⑫手の皺に初日頂く門(カド)の内(結宇)遅足
⑬初氷堀の石垣凍てついて(すみ)
⑭初空の中へ稲荷の大鳥居(狗子)能登・晴代・麗子・郁子

自由題
①寒の雨濡れて輝く翡翠色(佐保子)
②千枚の桶の蕪にざつと塩(遅足)佐保子・等
③奏者待つピアノの無音淑気満つ(亜子)静荷・晴代・結宇・狗子・立雄
④凍雲の崩れて鯨は鯛焼きに(静荷)能登・すみ・遅足・等・結宇・狗子
⑤神宮のくじ運良きや寒椿(立雄)智恵・能登・麗子
⑥鉄瓶のしゅんしゅん沸いて冬日かな(穗實)智恵・佐保子・晴代・麗子・立雄
⑦屋根屋根のこゑをのみこむ冬の夜(晴代)能登・穗實・等・結宇・亜子
⑧双子抱く母となりにし年賀状(麗子)
⑨人気なき冬苑の鳩「く来るく来る」(等)穗實・遅足・郁子
⑩またひとつ歳を重ねて根白草(郁子)穗實
⑪血圧を上げるドアノブ寒の入り(能登)智恵・狗子
⑫雪路に犬も素足ぞ托鉢僧(結宇)すみ・静荷
⑬看病の末の風邪ひき一人寝る(すみ)郁子・亜子
⑭白帯のすでに弱気の寒稽古(狗子)佐保子・すみ・静荷・遅足・晴代・麗子・郁子・立雄・亜子


次回は2月21日(水)午後1時20分 栄・YWCA3階会議室
題詠は「梅」です。


コメント
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