読み初めは「太平記」だそうです。
後醍醐天皇や足利尊氏ら、南北朝の貴族や武士が
入り乱れるように戦乱のつづく物語。
いったいどうなるのか?誰にも予測がつかない。
どこか現代日本に通じるところが魅力なのかも。
読者の道案内は広辞苑です。
その広辞苑の第七版が出ました。
1955年に初版を刊行して改訂を重ねて、
10年ぶりの改訂の第七版です。
グローバル社会。英語がどんどん入ってきています。
また若者を中心に新しい日本語も生まれています。
かくして、およそ一万語が追加されたそうです。
人は言葉によって自分自身を知り、他者を知り、
生きる勇気と誇りを手にすることが出来る。
言葉は、人を自由にするのです。
広辞苑のPRです。言葉は生きる力というのは
俳句にも通ずるところがありますね。
言葉が現実から離れると暴走をすることも。
その言葉によって集団も暴走をはじめる。
あさま山荘事件を漫画にした「レッド」の作者、山本直樹さんの言葉。
連合赤軍の暴走は言葉の暴走から始まったとのこと。
最近の歴史を無視するような言葉。
これは危険な暴走のはじまりかも。
言葉に真摯に向き合わないと、また悲劇が・・・遅足