この句に対し須美さんは
「幼子の様子がよくわかる」と選句されました。
可愛いお孫さんの面倒を見ながら日常の一コマが重なったのかもしれませんね。
私は、「ママア」と言っているのは夫ととりました。
我が家の場合、3姉妹とも「ママ」は小学校の低学年くらいで卒業したように思います。(反抗期の頃など、長女の携帯に私の番号が「ババア」として登録されているのを知りショックでした)
家族では夫のみ、今も「ママ」と呼びます。よく聞く話ですが「私はあなたのママではありません!」(笑)
「ママ、お茶飲まない?」「ママ、お昼何食べる?」てな具合。
頼りにされているのか、惰性なのか・・しとしととる春の長雨と合ってちょっと鬱陶しくもあり・・
でも気づけば私も「パパ」と呼んでいてお互いさまなのでした!
幼い子が母に甘えて寝言まで「ママア」・・この可愛らしい句と、私の読みとのギャップにひとり笑えて取り上げました。
余談になりますが
最近の若い芸人さんが、自分の連れ合いを「うちの嫁」と呼んでいるのが違和感であると、何かに書いてあったそうです。
「嫁」というのは姑からの呼称であるそうな。古い家制度の名残りでしょうか。そうなると「奥さん」というのも、はばかられます。
「妻」?「パートナー」?照れがあるなら「ママ」もありかもしれません。 郁子