575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

青絵の具田毎に流る五月晴れ  竹葉

2021年05月27日 | Weblog

早苗が植えられた美しい水田の様子。日本の原風景ですね。田植えの終わった五月の田んぼは本当に美しいですね。

この句のポイントは、空の青さを青絵の具と表現したところ。「田毎に流る」と具体的に映像化したところだと思いました。

作者の竹葉さんに句の背景をうかがってみました。

昨年千葉の水田地方を通った時空が綺麗に映っていたのを描こうと思い、「ひと塗りの空絵の具」を使いたかったのが、上手くいかず、「そうだ、大山千枚田にしよう」と変えました。そこは房総の南の方ですが、数年前行った時は秋でしたが、段々の水田に水が流れるように絵の具が流れて行くのを想像して詠みました。実際にはどうなのかいつか確かめてみたいとのことでした。

 

皆さんからいただいたコメントです。

晴代さん:空の青さと早苗の緑が思われます。

泉さん:絵の具で描いたように美しい感じがでている。

須美さん:とても美しい光景。

亜子さん:「田毎の月」(たごとのつき)は、斜面の小さく区切られた水田の一つ一つに映る月影。それと同じように田毎に青々とした空がイメージできました。

 

さて、昨夜は24年ぶりのスーパームーンの皆既月食ということで何度も夜空を見上げましたが、残念ながら厚い雲に覆われて天体ショーを見ることが出来ませんでした。田毎に満月なんて素敵でしょうね。次回は12年後ということで、皆さん年齢を数えませんでしたか?私は68才。う~ん。まだ、まだ見られるかな?麗子

 

 

 

コメント (1)
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